自分の家はシロアリの被害にあわないはず・・・こう思っていても、シロアリに既に侵食されているかもしれません。

シロアリ被害にあった二人のお話です。

虫を発見したら要注意

子育てでの出費が長らく続いたため家の手入れは後手に、しかし、見た目がボロいと家族が笑われるため、外壁塗装だけは無理をしてでも定期的に行っていました。

我が家は鉄筋コンクリート構造、そのため木造住宅に比べ古さは感じられず、耐風などの災害にも強く、長年住んでいて特に不自由を感じることはなかったのですが、建てられて20年が過ぎた頃から不安を覚えるようになりました。

初めに気付いた異変は窓枠、窓枠には錆びないアルミが上下左右にネジ止めされているのですが、そのうちの1本のネジが緩んでいることに気付きました。

ネジが緩んでいたのはテラスに繋がる1階の窓、その窓は増築リフォームによって後付けされたため、我が家のなかでは比較的新しい箇所、ドライバーを使って閉め直そうとしたのですが、ネジ穴がバカになっていました。

鉄筋コンクリート構造でも、室内の至る所に木材が使用されており、他のところもチェックをすると、ネジが緩んでいる箇所は複数ありました。

木部のネジ穴であればボンドで補修が出来るのですが、アルミ製の窓枠を良く見ると、窓枠とフローリング床の間にマイナスドライバーの先が入れられるほどの隙間が空いており、その上を歩くと船酔いをしたようなフラつきを感じました。

虫が家に入ってくるように

窓枠の隙間を発見して数年後、今までは庭が彩ると温かい季節の到来を感じていたのですが、ある年から本来は庭にいるはずの虫を廊下で発見するようになり、初めのうちは1年に1匹程度でしたが、翌年からはその虫がファミリーを連れてくるようになり、虫も温かい屋内のほうが良いよねと甘い顔をしていたら、脅威を感じてしまうほど沢山の虫が入ってきました。

庭には木や花が植えられており虫が好む環境にはあるのですが、温かいといっても窓を開けっ放しにするほどでもなく、何処からこの虫が入ってきたのかを調べると、かつて気になった隙間が空いた窓枠でした。

その窓枠はテラスに通じるため、庭からテラスを通って虫は部屋に入ってきたのですから、窓枠とフローリング床の隙間にゴムボンドを詰めれば虫は入って来ないだろうと考え施したのですが、翌年にも虫は入ってきました。

悩まされた虫は庭で良く見掛けるため、数匹なら怖くはないのですが、多いと脅威、物理的に侵入を防げば虫は入ってこれないため、浴室工事などでも使われるコーキング剤を各隙間に注入をしました。

これをしたことで、庭でも見掛ける虫は入って来れなくなったのですが、新たな来訪者に悩まされることに。

その来訪者も他の虫同様に春になると訪れ、当初は数えられるほど少なかったのですが、甘い顔をしていたら脅威を感じるほどの仲間を連れてくるようになりました。

そいつは形状こそは庭に居そうな虫なのですが、良く見ると羽が付いているため、今まで侵入してきた虫のような可愛げはありませんでした。

そいつのことを知人に話すと、「シロアリでは?」と言われたのですが、我が家にいるのは黒色でシロではなく、アリは一列に並んで働き者のイメージがありますが、我が家にいるのは光が入る窓や白色の天井に引っ付いているだけ。

そいつは、脅威を感じるほどの数で群れているため、駆除をするには掃除機で吸うのが手っ取り早く、除去した後は市販の殺虫剤を用いれば、その年は悩まされることはないのですが、翌年には必ず現れるようになりました。

虫の正体はシロアリだった

そいつの正体を知りたい私は、被写体として写真を取り知人に見せると、「これシロアリ、間違いない」と断定、本当かどうかスマホで調べるとやはりシロアリでした。

ネットを使ってシロアリ駆除の方法は簡単に調べることが出来たのですが、我が家は築年数の古い鉄筋コンクリート構造、そのため人が入って作業が出来る床下スペースはなく、シロアリ駆除をする場合は今ある床を取り除かなくてはなりません。

駆除だけなら素人の私でも何とかなったのかもしれませんが、床の張替えなど大工作業も必要となると人手不足、そのため私は費用は高くついても業者さんに依頼することにしました。

以前にリフォーム工事をした工務店に依頼をしたため、電話をすると直ぐに来てくれ、マイクロスコープを用いて床下を調べると、木部がシロアリによって食い荒らされていることが判明、更に被害は天井裏にも及んでいました。

シロアリ駆除だけなら、薬品を噴射するだけのため簡単なのですが、シロアリは庭の土の中にも巣を作っているため、土も掘り起こして処理をしなくてはなりませんでした。

業者さんに、家も車同様に問題が起きる前に定期的なメンテナンスが必要と教えてもらったのですが、我が家にとってシロアリ駆除は痛すぎる出費、今度シロアリが発生をしたら建て替えを検討しますが、恐らくその時も我が家にお金はありません。

 

シロアリじゃないと思っていても、シロアリだったということがあります。

またシロアリ駆除を依頼するのであれば断然業者が良いです。

 

駆除すれば5年は大丈夫!

私の家は築30年経っている木造一戸建ての家屋なのですが、白蟻が出たのは6月頃の雨の降っていた夕方に出ました。

玄関の電気のある付近からミシミシする何か虫が歩くというか、擦れる様な音がして明かりを点けて見たら玄関の柱に無数の羽根のある最初はハエの少し大きな虫に見えたのですが、親が白蟻!と直ぐに気づいたので初めて見た私はとても驚きました。

白蟻と聞いていたのに実際は黒く大きな羽根の生えた虫だったのでコレが白蟻かとビックリしたからです。

出た所は玄関とトイレ付近の柱と風呂場の柱から三ヶ所から出ました。

無数に群がり数は数えきれないくらいに少し大きな虫がいました。

蟻には見えず羽根蟻と言われているのはこのせいかと思うくらい、想像より大きいので、初めて見たらきっと驚くと思います。

いくら紙等で拭いても殺虫剤を撒いても暫くすると直ぐに白蟻が次々と出てきてなかなか拭ききれなく、色んな場所に飛んで行き電球の中に入ったり(家のはむき出しの電球を差し込んで使うタイプ)柱に電球周り、トイレや風呂場の柱を何度も拭いては捨てて、また戻るとまたソコから這い出して来て、何時間も処理に時間がかかり大変でした。

直ぐ拭いてもドンドン柱の隙間から白蟻が溢れて出てくるので、少しパニックになりかけました。

そのくらい信じられない程、数ヵ所から白蟻が出て来たので呆然としながらも、汗をかきまくりでしたが、何とかそんな作業を繰り返して白蟻が出て来なくなりましたが、次の日に駆除をする事になり、知り合いの業者さんに来て貰いました。

シロアリ駆除を業者に依頼

床下を開けて見て貰うと床下の柱がだいぶ噛まれていると言われ、駆除用の薬品を数時間かけて撒いて貰いました。

白蟻駆除には通常は17万円くらいかかるらしいのですが、私の家の場合は知り合いの業者さんということもあり、14万円程で駆除をしてくれる事になりましたが、床下に薬品を撒いて玄関付近の柱やトイレの柱に風呂場の柱全てに1センチぐらいの穴を所々に開けていき、どのくらい白蟻に柱が噛まれているかも調べて、そこからも出て来ない様に薬品を少しずつ撒いて処理してくれました。

床下のみでは駆除は終わらないという事なのですが、一応薬品を撒き終わりましたが、先程の穴からまた白蟻が飛び出してくる可能性もあると言われ、先から白蟻駆除用の液体が出る薬品の入った容器を貰い、万が一白蟻が出たら薬品を撒くように言われました。

穴はどのくらい白蟻に柱が噛まれているかを調べる為に開けたそうなのですが、その穴を丸い木で出来た栓を差し込んで全て塞ぎ、一応ソコからは白蟻は出て来ない様にしてくれますが、出てくる場合もあるので薬品を置いていってくれた訳です。

駆除が終わり通常は5年間は白蟻が出てくる心配はないと言われましたが絶対では無く、取り敢えずは暫く様子を見て白蟻が再び出た時は連絡して下さいと言われ、白蟻駆除は無事に済みました。

しかしその後家の隣の家で白蟻が出て家と同じ様に駆除して貰った話を聞き、ひょっとしたら家から隣へ白蟻が移動してしまったのかなと思いました。

あれから5年以上経ちましたが、今の所白蟻は出ていませんが、随分経っているので羽根ありの着いた黒い虫を見たら白蟻かもしれないので、気を付ける様にしています。

定期的に貰った白蟻駆除用の薬を一応撒いておくように私はしていますし、市販の白蟻駆除用のスプレーを床下に吹いて周りの床下の柱に吹き付けていますので、ソレも効いているかなと思っています。

そんな自主的な予防も大切だなと思っていますが、業者さんに5年経っている場合は見て貰った方が良いと言われていた事を親戚も知っていて見て貰った方が良いと言われていますので、そろそろ点検して貰おうと思っています。

シロアリ被害は業者に頼むのが一番!シロアリ駆除費用ガイドはこちら

この記事を書いた人

しろありマン
大事な我が家がシロアリの被害にあってから、シロアリに詳しくなった40代男。
築20年のマイホーム在住。
妻と子供2人の4人暮らし。
休日はよくホームセンターを訪れる。